
育毛剤に使用される成分はたくさんの成分があります。
それらの成分の作用は1つだけではなく複数の作用を持っています。
その中でも頭皮の『育毛促進作用』『頭髪保護作用』『頭皮改善作用』等の作用を持った成分が育毛剤に多く使用されています。
まためずらしい作用を持っている成分も存在します。
ご紹介する『ホップエキス』も『抗白髪作用』『抗脱毛作用』を持っている成分の1つです。
『抗白髪作用』『抗脱毛作用』のある成分は『ホップエキス』以外でもあります。
『抗白髪作用』のある成分
『抗脱毛作用』のある成分(5αリダクターゼを抑制する成分)
育毛剤で使用されている成分『ホップエキス』の効果について下記に記載したいと思います。
育毛成分『ホップエキス』
ホップエキス(学名:Humulus lupulus)
『ホップエキス』は、抗脱毛作用、抗白髪作用、抗菌作用、鎮静作用、抗炎症作用、保湿作用、育毛促進作用として使用されています。
【作用】 |
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抗菌 |
鎮静 |
抗炎症 |
保湿 |
抗脱毛 |
抗白髪 |
育毛促進 |

概要
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クワ科のホップから抽出したエキス
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別名は『ホップ花エキス』『ホップ末』
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ホップはつる性多年草で雌雄異株
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雄花は淡緑色で円錐(えんすい)花序に多くつき小さく、5弁で、雄しべは5本
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雌花は長さ約3㎝で楕円形の松かさ形の花穂で淡緑色、長い柄で垂れ下がる
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雌花が芳香と苦みをつける為にビール製造時に使用される
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ホップの雌穂には野生の酵母菌が多いのでパン用酵母などにも使用される
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高さは約7m~12mまで成長する
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原産地はヨーロッパ、西アジア地域
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日本には明治時代に北海道に導入
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世界の生産量はドイツ、エチオピア、アメリカが多い
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日本の生産量は秋田県、岩手県、山形県が多い
成分
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ポップ成分に女性ホルモンに似た作用がある
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成分:フムロン
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成分:タンニン
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成分:イソフムロン(ポリフェノールの1種、抗白髪作用)
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成分:キサントフモール(ポリフェノールの1種、頭髪のメラノサイトを活性化して白髪を防ぐ)
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成分:ホップフラボノール(抗アレルギー作用)
作用効果
- 抗脱毛作用(5α-リダクターゼ抑制作用で抜け毛を防ぐ効果)
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抗白髪作用(イソフムロン、キサントフモール成分で抗白髪効果)
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育毛促進作用(毛根由来細胞の増殖促進作用により育毛の促進効果)
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鎮静作用
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抗菌作用
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抗炎症作用(皮膚の神経線維の伸長を抑制する事で炎症をおさえる効果)
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保湿作用(皮膚の水分蒸散量抑制する作用により頭皮の保湿効果)
- 『ホップエキス』育毛効果の文献
『楽天市場』ホップエキス成分を配合している 『ポリピュアEX』の価格を確認してみる
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