
育毛剤に使用される成分はたくさんの成分があります。
それらの成分の作用は1つだけではなく複数の作用を持っています。
その中でも頭皮の『育毛促進作用』『頭髪保護作用』『頭皮改善作用』等の作用を持った成分が育毛剤に多く使用されています。
ヒオウギエキスは抗脱毛作用をもつ植物です。
下記で紹介する『ヒオウギエキス』も5αリダクターゼを抑制する作用をもっている成分の1つです。
育毛剤で使用されている成分『ヒオウギエキス』の効果について下記に記載したいと思います。
ヒオウギエキス
ヒオウギエキス(学名:Iris domestica)
【効果・作用】
『ヒオウギエキス』は、抗脱毛作用、抗菌作用、細胞活性作用、抗炎症作用、育毛促進作用として使用されています。
【効果・作用】 |
---|
抗菌 |
細胞活性 |
抗炎症 |
育毛促進 |

概要
アヤメ科アヤメ属ヒオウギの根茎から抽出して得られるエキス
別名は『ヒオウギ抽出液』
本州、九州、四国に生息する多年草
高さは60㎝~120㎝くらいに成長する
種は黒く射干玉(ぬばたま)や烏羽玉(うばたま)と呼ばれ万葉集に出てくる
古くから民間薬として咽痛、喉痺、気管支喘息などの治療薬として利用
葉が扇状に広がるため檜扇(ヒオウギ)と名付けられた
成分と効果
成分はイソフラボン配糖体(イリジン、ベラムカンジン、テクトリジン等)
抗菌作用
細胞活性作用(ピルビン酸キナーゼによるATP活性作用による細胞活動促進による育毛作用)
抗炎症作用(皮脂分解酵素のリパーゼの活性を抑制する作用)
抗脱毛作用(酵素5α-リダクターゼを抑制することで脱毛を抑制する)
他にもいろいろな植物の成分が育毛剤に使用されています。
- 『延命草エキス』抗菌作用、抗酸化作用、血行促進作用、抗白髪作用、保湿作用、色素沈着抑制作用
- 『ユーカリエキス』抗菌作用、収れん作用、保湿作用、血行促進作用、皮膚のバリア機能向上、抗しわ作用、毛髪保護作用
- 『シラカバエキス』抗白髪作用、毛乳頭増殖促進作用、育毛作用、抗アレルギー作用、抗紫外線作用、保湿作用
- 『チョウジエキス』保湿作用、抗菌作用、抗アレルギー作用、抗しわ作用、抗炎症作用、育毛作用、抜毛抑制作用
- 『ウイキョウエキス』抗菌作用、抗老化作用、抗酸化作用、抗炎症作用、血行促進作用、細胞治癒促進作用
- 『トウガラシエキス』血行促進作用、温感作用、育毛作用、抗老化作用、色素沈着抑制作用
- 『ショウキョウエキス』抗菌作用、血行促進作用、育毛作用、抗老化作用、抗酸化作用、保湿作用、メントールの効果持続作用
- 『ドクダミエキス』抗菌作用、抗炎症作用、抗しわ作用、抗アレルギー作用、創傷治癒促進作用、抗酸化作用
- 『センブリエキス』抗酸化作用、消炎・鎮痛作用、血行促進作用、育毛促進作用
- 『ヒノキチオール』殺菌・抗菌作用、抗炎症作用、育毛促進作用