睡眠時間が短いと長生きできないの?気になったので調査してみました。

こんにちは。ブログ管理人のちゃおです。

疲れた時にたくさん寝ると気持ち良いですよね。

でも寝すぎで逆に体がだるくなる時ありませんか?

適度の睡眠時間は人それぞれ違うので、睡眠時間が何時間がいいのかはわからないものです。

5時間寝て十分な人もいれば、9時間寝ないとダメな人もいますよね。一体適正な睡眠時間は何時間なのでしょう。一般的に8時間くらいが良いと言われています。

また、ことわざで寝る子は育つというものがありますが、たくさん寝ることは体にいいのでしょうか?逆に睡眠時間が少ないと長生きできないという話もありますがどうなんでしょうか?

そんな単純な疑問から睡眠時間の長さは寿命に関係するのか調べてみました。

睡眠時間と寿命

平均睡眠時間

日本だけでなく世界の睡眠平均時間等の資料はあるのでしょうか?

それがあるんです!

OECDで発表しているんですね。

OECDとは

OECDとは、英語でOrganisation for Economic Co-operation and Development
日本名では、経済協力開発機構と言います。
加盟国は35か国
(1)EU加盟国(22か国)
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、オーストリア、デンマーク、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、アイルランド、チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキア、エストニア、スロベニア、ラトビア。
(2)その他(13か国)
日本、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、ノルウェー、アイスランド、トルコ、韓国、チリ、イスラエル。
OECD URL:http://www.oecd.org/
『OECDの目的』
先進国間の自由な意見交換・情報交換を通じて、1)経済成長、2)貿易自由化、3)途上国支援に貢献することを目的としています。

各国の平均睡眠時間

OECDから各国の睡眠平均時間の資料がありますので、下記にまとめてみました。ちなみに2018年に出されている資料です。

※加盟国以外入っています。加盟国でも資料を提示されていない国もあり。

  • 睡眠時間は日本が断トツに少ないですね。OECDの中で1位の7時間22分です。次に韓国の7時間51分、メキシコの7時間59分です。
  • OECDのメンバーではないですが、中国、南アフリカ共和国は9時間を超えています。
  • アメリカとインドが同じ睡眠時間なのは、意外ですね。
  • 日本は年々睡眠時間が減ってる傾向にあります。2011年は463分(7時間43分)でした。
  • 日本の睡眠時間が減っているのは、夜更かしする事、通信機器、通信速度の向上によるスマートフォンやパソコンの使用頻度が上がっている事、残業時間が多い事等が原因ではないかと言われています。

 

各国の平均寿命

OECDから各国の平均寿命の資料がありますので下記にまとめてみました。ちなみに2016年時点での平均寿命です。

 

※加盟国以外入っています。加盟国でも資料を提示されていない国もあり。

  • 平均寿命は84.1歳と日本が寿命が長い国ナンバーワンです。その後にヨーロッパ勢が続きます。

 

あとは睡眠時間と寿命の関係はどうなっているか対比してみましょう。

各国の平均寿命と睡眠時間の対比

睡眠時間を基に平均寿命のデータを付けてみました。

 

※加盟国以外入っています。加盟国でも資料を提示されていない国もあります。

  • 睡眠が9時間に近づくと寿命が長くない傾向はあるようです。ただデータ数が少ないのでもう少しデータが欲しいところです。

 

もう1つは、平均寿命を基に平均睡眠のデータを付けてみました。

※加盟国以外入っています。加盟国でも資料を提示されていない国もあります。

  • 日本だけは飛びぬけてます。平均睡眠時間が7時間22分で、寿命も84.1歳とNO1です。
  • 睡眠時間が短いと平均寿命が高いのかとも思いました。
  • しかし平均睡眠時間が、8時間を切っていた韓国は平均寿命は9位で82.4歳、同じく8時間を切っていたメキシコは31位で75.2歳です。
  • 睡眠時間が7時間台で寿命が高ければ、日本と同じ傾向になる!と思ったのですが、もやもや感が残ります。

 

睡眠の研究

実際、睡眠時間と長生きの研究はされているようです。
  • アメリカでの研究データでは、睡眠時間が7時間台の人が一番長生きできるデータがあり、5時間未満、9時間以上寝ている人は糖尿病になりやすい傾向があるそうです。
  • また睡眠と死亡率の研究もされています。
  • 睡眠時間ごとに死亡した人の割合を調査したものによると、睡眠時間が7時間の人を基準にした場合、4時間未満の睡眠時間では約1・6倍、10時間以上の睡眠時間で約1.8倍死亡しやすいデータもあるようです。

 

まとめ

今回OECDのデータを基に、睡眠時間の長短は寿命の長さに関係するかを検証してました。

 

  • 結論から言うと、睡眠が長いと平均寿命はやや短い傾向にあるように見えるが、データ数が少ないので断定は出来ない。
  • また睡眠時間が短いと寿命が長いということも、上記のデータでは断定できないという結果。
  • しかし睡眠と寿命の研究はされており、極端に短い、長い睡眠は寿命に大きな影響があるという内容が発表されている。

 

睡眠は人間にとって非常に大事であることは、以前のブログ記事でも記載しました。

良い睡眠を取るには?熟睡するための対策

 

睡眠は人間にとって生きるために重要で、良くも悪くも影響を与えています。
今回は、単純な理由で調査してみましたが、思ったような内容とはなりませんでした。
また寿命はその国の食生活、気候、医療体制、生活水準、生活環境等も大きく関係していると言わていますので、その部分も考慮して調べていきたいと思います。