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発毛成分

発毛成分 『ミノキシジル』 効果と副作用

こんにちは。ブログ管理人のちゃおです。

前回は各会社から販売している発毛剤の比較をしてみましたが、各社製品の発毛成分は同じでした。

現時点で発毛作用で認められている成分が、有名な『ミノキシジル』だけだからです。

 

今回はこの『ミノキシジル』の成分について詳しく説明していきたいと思います。

この成分の具体的な効果と副作用がどの様なものなのか気になるところです。

 

発毛成分 ミノキシジル 効果と副作用について記載していきたいと思います。

ミノキシジルとは

概要

約60年前くらいに、アメリカで高血圧症の薬として開発され経口薬として用いられてきました。

しかし副作用で体の毛が濃くなる多毛症が発生しました。そこから研究が進み脱毛症を改善させる効果が確認され、治療薬として1980年代に販売されました。

  • 『高血圧症』:年齢等で基準は異なるが、140mmHg/90mmHg以上の状態を指す。塩分などの取りすぎが原因と言われている。高血圧により血管壁に高圧力がかかると細動脈壁が厚くなり動脈硬化が進行しそれにより脳梗塞、脳出血、心臓病等の合併症が起きやすくなる。
  • 高血圧症の薬物治療方法』:①利尿剤(尿量を増やして血液量を減らす)②神経遮断薬(血管の緊張をとる)③血管拡張薬(血管を拡張して血圧を下げる)

国内販売

日本では大正製薬株式会社が販売したのが初めてです。製品名はリアップが有名ですよね。

ではその歴史を見てみましょう。

  • 1985年 アメリカアップジョン社と大正製薬が技術導入契約を結ぶ
  • 1992年 大正製薬が厚生労働省に一般用医薬品として承認申請
  • 1999年2月 日本で初のダイレクトOTCとして承認取得
  • 1999年6月 リアップ発売

 

現在では、大正製薬以外でも『ロート製薬』や『アンファー』でもミノキシジル成分の発毛剤を販売しています。『発毛剤の製品』3社の成分を比較してみました!

効果

『ミノキシジル』はAGAの治療薬です。頭皮に使用することで直接作用し発毛効果を促します。

  • 『ミノキシジル』の効果は血管拡張作用により発毛させることです。
  • 『ミノキシジル』は発毛シグナルであるIGF-1やVEGF※等の産出を促し発毛させます。
  • 『ミノキシジル』は毛母細胞が死滅する事を抑制し脱毛予防し発毛を促進。
  • 『ミノキシジル』はヘアサイクルを正常な状態に戻す事で脱毛を防ぎ、発毛を促し成長させる効果があります。
  • 『ミノキシジル』は世界90か国以上で使用されている有効成分です。

※IGF-1(インスリン様成長因子-1)、VEGF(血管内皮増殖因子)は毛母細胞の分裂を促す作用がある。

 

AGAとは

AGAとは(Androgenetic Alopecia)の略称です。日本語では『男性型脱毛症』となります。

成人男性にみられる髪が薄くなる状態のことで、額の生え際や頭頂部が薄くなってきます。

一般的に男性ホルモンが原因と言われています。

  • 男性ホルモンの作用で脱毛物質DHT(ジヒドロテストステロン)という物質が生成されると髪の毛を作り出す毛母細胞の活動を阻害してしまい、抜け毛が増えてしまいます。

 

女性も男性ホルモンの影響で薄毛になりやすいので、ミノキシジルの使用が日本皮膚科学会のガイドラインで推奨されています。https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

発毛する部位

 

【頭皮の断面図】

  • 髪の毛は『毛球』部分で作られます。
  • 『毛球』の下部には『毛乳頭細胞』があり毛細血管や神経が集まっていて血液から栄養素をもらい『毛母細胞』で髪の毛を作ります。

ミノキシジルは『毛乳頭細胞』に直接働きかけることで血流が良くなり、より多くの栄養が行き届くことで『毛母細胞』が活発化し髪の毛の成長を促します。

ヘアサイクル

髪は下記の図のように成長期、退行期、休止期を繰り返して脱毛と発毛を繰り返しています。

そのヘアサイクル期間の『成長期が短くなる』と薄毛となってしまいます。

髪の毛がこの成長期に十分に成長することが非常に重要となります。

毛髪の発毛と脱毛は何故おきるのでしょうか?

ヘアサイクルとミノキシジルの作用

上記のヘアサイクルの図で、『成長期1』から『成長期2』に髪の毛が太く大きくなります。

成長期はトータルでおおよそ3年から7年ですが、その期間が短くなることで髪の毛が不完全な状態になってしまいます。

そして退行期に移行してしまうと薄毛や脱毛となってしまうのです。

つまり毛根にある毛包が成長期に十分に成長しないため毛包がどんどん小さくなることで生えにくくなり、また成長自体が短くなっているために髪の毛もしっかりと成長しないので薄毛になっていくという事です。

 

『ミノキシジル』は、そのヘアサイクルの成長期と休止期に成分を作用させることで、ヘアサイクルを正常な状態に戻し発毛を促進させるのです。

毛髪の発毛と脱毛は何故おきるのでしょうか?

副作用

ミノキシジルを外用薬として使用した場合下記のような副作用が13あります。

 

関係部位 症状
皮膚 頭皮の発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等
精神神経系 頭痛、気が遠くなる、めまい
循環器 胸の痛み、心拍が速くなる
代謝系 手足のむくみ、原因のわからない急激な体重増加

一番多い副作用は、頭皮のかゆみや熱感等が多いようです。

上記のような症状が出た場合は、使用を中止しましょう。

  • ミノキシジルを使用したことで、初期脱毛※が起きる場合があります。

※『初期脱毛』活動を休止していた毛根が活動し始めて、新しく成長した髪に押し出されて髪が抜ける現象。毛根が再活動し始めたサイン。ただし人によっては違う場合もあるので注意。

効果が出るまで

ミノキシジルの効果が出始める期間は、人によってAGAの進行具合や体質等個人差があるので一概にはいつとは断定できませんが、最低でも6か月は使用を続けた方が良いでしょう。

1年間使用しても改善しない場合は、他の原因である脱毛症の可能性もあるので専門の医療機関で診察を受けた方がベストです。

ドクターズヘア

効果が出たら

ミノキシジルを使用して効果が出始めたら、使い続けることが重要です。

ミノキシジルの使用をやめた場合、頭皮が元の状態に戻ってしまうので使用を続けなければならないのです。

  • ミノキシジルの効果が出るまで最低でも6か月は使用を続けた方が良い
  • ミノキシジルを使用して効果が出始めたら、使い続けることが重要

まとめ

ミノキシジルの効果と副作用について記載してみました。

ポイントは下記の通りです。

  • 『ミノキシジル』は血管拡張作用により発毛。
  • 『ミノキシジル』はIGF-1やVEGFの産出を促し発毛。
  • 『ミノキシジル』は毛母細胞の死滅を抑制し脱毛予防、発毛促進。
  • 『ミノキシジル』はヘアサイクルを正常な状態に戻し脱毛防止、発毛促進。
  • 一番多い副作用は、頭皮のかゆみや熱感等。
  • 初期脱毛が起きる場合がある。
  • ミノキシジルを使用して効果が出始めたら、使い続けることが重要。
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